457ビザ 雇用・スポンサー条件の厳守

今年7月に見込まれる改正以降、457ビザを雇用する雇用主はより一層雇用・スポンサー条件の厳守が必要となります。政府としては、悪質行為の温床と考えている457ビザ保持者の雇用に対する違反行為からの罰金を搾取して税収を上げたいようです。短絡的ですね。

オーストラリア国家予算案

オーストラリア国家予算案に厳しいコメントが相次いでいます。もっとも、皮肉なコメントは今回の国家予算案で唯一良いポイントは、これがSwan財相の最後の予算案になることだとしています。ギラード内閣もそれが分かっているのか、閣僚たちはあまり元気がないようです。

457ビザ申請費用

オーストラリア国家予算案政府案が提示される。2013年7月より457ビザ申請費用を現在の$455から$900まで値上げ。それにより、2億ドルの税収を見込むと発表。しかし、取得条件が厳しくなることで申請数が減ることが考えられるので、また政府の見込み違いになりそう。

観光、医療ビザの変更

観光、医療ビザの変更

ビザシステムの簡素化を図ろうとしているオーストラリア政府が、3月12日に今月23日からの医療治療目的渡航ビザを含む、各種下記観光ビザの申請は3月22日で廃止し、23日以降はまた新たなビザクラスとして導入するということを発表しました。

これにより、以下のビザは今月23日以降申請不可となります。

  • Tourist visa (subclass 676)
  • Sponsored family visitor      visa (subclass 679)
  • Business (short Stay) visa      (Subclass 456)
  • Sponsored business visitor      (short stay) visa (subclass 459)
  • Medical Treatment (short      stay) visa (subclass 675)
  • Medical Treatment (long      stay) visa (subclass 685)
  • Electronic Travel Authority      (visitor) (subclass 976)
  • Electronic Travel Authority      (business – short validity) (subclass 977)
  • Electronic Travel Authority      (business – long validity) (subclass 956).

今月23日以降は以下の新たなビザクラスが導入されます。

  • Temporary work (short stay      activity) visa (subclass 400)
  • Visitor visa (subclass 600)
  • Electronic Travel Authority      (subclass 601)
  • Medical Treatment visa      (subclass 602)
  • eVisitor (subclass 651)

今後の渡航につき、どのビザの申請をするか心配な方は弊社までご連絡ください。

サブクラス457ビザ

サブクラス457ビザ

2月23日にオーストラリア移民局大臣がサブクラス457ビザの変更に関する発表を行いました。今回の変更の狙いとしては、サブクラス457ビザ(通称ビジネスビザ)が正当な理由で申請されていることを、今までより厳密に確認することを狙いとしています。多くの変更は今年7月1日から導入するとされています。

大臣からの発表内容として重要な項目のいくつかは下記項目となります。

  • 「真面目な申請」という項目を審査条項に加える。これにより、申請自体が真面目に海外労働者が必要なビザ申請であるのか、それとも単なるビザ取り手段であるかの判断がされる。
  • 一定条件免除の高給金額を18万ドルから25万ドルへ引き上げ。
  • 英語能力免除職種の変更。92000ドルの給料を得る職種以外は英語能力の証明を必要とする。
  • 労働条件監視の強化
  • 労働契約下、事前の取り決め以外の人材派遣業的なビザ労働者の雇用の禁止。
  • Labour Market Testing(労働市場テスト)は導入しない。

 

7月1日から、ビジネスビザ取得条件が厳しくなることが見込まれます。現段階では移民局からの発表内容に応じて、対応をしていくことが必要となりますが、6月30日までに申請をご検討の方は早急に専門家、または弊社にお尋ねください。