オーストラリア政府は雇用主スポンサーによるビザ(Employer sponsored skilled migration programme)のうち、457就労ビザを廃止、新たにTemporary Skills Shortage (TSS) visaといわれる特別な技術を要し、かつ、オーストラリアにとって有益な労働者を受け入れるビザを導入 すると発表しました。
2018年3月まで移行期間となりますが、明日4月19日、7月1日、12月31日と3段階の変更を経て457ビザの廃止ならびにTSSビザの受け入れが始まることになります。
これに伴い、457ビザを介して申請することが可能な186(ENS)ビザと187(RSMS)ビザの申請条件も一部変更となります。
●2017年4月19日からの変更(概要)
- 職種リスト:現行651の職種のうち216の職種をリストから削除
- CSOL (Consolidated Skilled Occupations List)からShort-term Skilled Occupations List (STSOL)に改名し、雇用省のアドバイスをもとに6ヶ月ごとにリストを更新
- SOL (Skilled Occupations List)からMedium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL)に改名し、オーストラリア経済ならびに政府の長期戦略にとって有益となる高度技術職と見なす職種をリストに入れる
- 有効期限:STSOLにある職種で申請する場合のビザの有効期限は2年間に対し、MLTSSLにある職種で申請する場合は4年間のビザを発給する