新・親呼寄せビザの導入について

日本で暮らす親をオーストラリアに呼び寄せたい場合、親呼寄せビザというのがありますが、この度、現行の親呼寄せビザに加え、新たにTemporary Sponsored Parent visa(スポンサーによる親呼寄せビザ(一時滞在))が2017年11月を目途に導入されると発表がありました。

現在、親呼寄せビザには以下の種類があります。

1) Parent (subclass 103) visa
2) Aged Parent (subclass 804) visa
3) Contributory Parent (Temporary) (subclass 173) visa
4) Contributory Parent (subclass 143) visa
5) Contributory Aged Parent (Temporary) (subclass 884) visa
6) Contributory Aged Parent (subclass 864) visa

1)と2)のビザは高額でないものの取得できるまでに30年かかると言われており現実的ではありませんが、3)から6)のビザは高額な寄付をすることで一時滞在を経て永住権、または、一度に高額の寄付をすることで永住権の取得が可能となります。

今回新たに導入されるTemporary Sponsored Parent visaは、あくまでも一時滞在を目的とするもので、ビザ発給数は年間15,000とされております。

〔基本条件〕
●実父母または継父母のスポンサーとなる子どもがオーストラリア国籍、永住権、または、特定のニュージーランド国籍を保持する成人(18歳以上)で、オーストラリアに最低4年間在住していること
●実父母または継父母のスポンサーとなる子どもによるスポンサーシップの認可を得ること(2段階申請:スポンサーシップ→ビザ申請)
●滞在期間中、健康保険に加入すること
●人物評価に問題がないこと
●健康に問題がないこと
●ボランティア活動以外の就労は不可 など

〔ビザ申請料〕※最大10年まで延長可(国外申請)
●$5,000(3年)
●$10,000(5年)