2019年4月17日から既存の親呼び寄せビザに加え、サブクラス870 Sponsored Parent (Temporary) という一時滞在型の親呼び寄せビザが正式に導入されることとなりました。
現在、親呼寄せビザには以下の種類があります。
1) Parent (subclass 103) visa
2) Aged Parent (subclass 804) visa
3) Contributory Parent (Temporary) (subclass 173) visa
4) Contributory Parent (subclass 143) visa
5) Contributory Aged Parent (Temporary) (subclass 884) visa
6) Contributory Aged Parent (subclass 864) visa
1)と2)のビザは高額でないものの取得できるまでに30年かかると言われており現実的ではありませんが、3)から6)のビザは高額な寄付をすることで一時滞在を経て永住権、または、一度に高額の寄付をすることで永住権の取得が可能となります。
今回新たに導入されるTemporary Sponsored Parent visaは、あくまでも一時滞在を目的とするもので、ビザ発給数は年間15,000とされております。このビザは2段階申請になっており、①スポンサーとなる子供によるスポンサーシップ申請、②ビザ申請者本人となる親によるビザ申請から成ります。
〔基本条件〕
●実父母または継父母のスポンサーとなる子どもがオーストラリア国籍、永住権、または、特定のニュージーランド国籍を保持する成人(18歳以上)で、オーストラリアに最低4年間在住していること
●実父母または継父母のスポンサーとなる子どもによるスポンサーシップの認可を得ること(2段階申請:スポンサーシップ→ビザ申請)
●滞在期間中、健康保険に加入すること
●人物評価に問題がないこと
●健康に問題がないこと
●ボランティア活動以外の就労は不可 など
〔ビザ申請料〕※最大10年まで延長可(国外申請)
●$5,000(3年)
●$10,000(5年)