現在、重要産業に携わっている一時滞在者は条件次第で408パンデミックビザ(408 COVID-19 Pandemic event)の取得により最大12ヵ月までの滞在と就労が可能とされていますが、指定の重要産業として新たにツーリズムおよびホスピタリティーが加えられることとなりました。
〔重要産業〕
農業、食品加工、ヘルスケア、高齢者ケア、障害者ケア、チャイルドケア、ツーリズム、ホスピタリティー
〔主な申請条件〕
重要産業での就労を継続する場合 – 最大12ヵ月までのビザ
– 現在保持するビザが90日以内に失効する、または、失効後28日以内であるこ
– 他に申請できるビザがないこと
– 継続的に重要産業で就労していること
– オーストラリア人労働者の確保が難しく、同雇用主に引き続き雇用する意思があること
– 生活費を補えるだけの資金を有していること
– 健康状態に問題がないこと
– 保険に加入していること
重要産業での就労でない場合 – 最大3ヵ月までのビザ
– 現在保持するビザが28日以内に失効する、または、失効後28日以内であること
– 他に申請できるビザがないこと
– 飛行機のキャンセルなどによって帰国が困難であること
– 生活費を補えるだけの資金を有していること
– 健康状態に問題がないこと
– 保険に加入していること
このビザは、あくまでも緊急措置としてのビザになります。一時滞在者への救済措置は基本的にとられていないため、例えば、観光ビザで滞在し生活費を補えるだけの資金がない場合には帰国するようにというのが政府の方針となります。